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『甘い生活』を書くに当たって、大変お世話になったご本たちです。
| 上から、 『ヴェネツィア 〜水上の迷宮都市〜』 陣内秀信 講談社現代新書 『緋色のヴェネツィア 〜サンマルコ殺人事件〜』 塩野七生 朝日文庫 『海の都の物語 〜ヴェネツィア共和国の一千年〜』上・下 塩野七生 中公文庫 |
ヴェネツィアを語らせたら双璧のお二人。
陣内秀信先生は、
法政大学建築学科のプロフェッサー。
イタリア建築と都市史の、今や大家でいらっしゃいます。
純然たる学者さんですが、
建築をフィルターに人間そのものを楽しんでいらっしゃるような感じなので、
その意味では学者という枠を軽やかに超えてしまっていますね。
御存知塩野七生さんは、
日本では観光地としてしか知られていなかったヴェネツィアの歴史を、
私たちにも分かりやすく説いて下さったことで功績の大きい方ですよね。
この方はねぇジャンル分けしずらいんですよ。
敢えていうなら限りなく歴史家に近いライター?うーん、言い得てない(笑)。
フュージョニストとでも言うような、型にはまらない文筆活動をされていらっしゃるお二人です。
| 『海の都の物語』 フン族に追われた人々がトルチェッロに逃れて国造りを始める処から、 ナポレオンの征服によって滅亡するまでの、 ヴェネツィア共和国1300年間のスペクタクル。 この都市国家の政治形態が、とーっても面白い。 国家を“経営”するという在り方がカッコイイんですヨ。 ヴェネツィアの男たちって、超クール! 事実を考察しているだけの本なのに、最後は泣けました…。 |
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『緋色のヴェネツィア』 これは小説です。 『銀色のフィレンツェ〜メディチ家殺人事件』、『黄金のローマ〜法王庁殺人事件』と共に、 ルネサンス歴史絵巻三部作と謳われたミステリー。 麗しい装丁の通り、美しくもせつないお話で…。 主人公のヴェネツィア貴族マルコ・ダンドロと、高級娼婦オリンピアの二人以外、 登場人物はみなすべて実在の人々、事件も事実です。 おっもしろかったぁ〜〜〜!!! これは人気の本で書店に並んでますから、ぜひ読んでみて下さい。 “甘い街”ラグーナ/ヴェネツィア編でご紹介した、 “黄金の名簿”などのエピソードは、ここからお借りしました。 |
| 『ヴェネツィア』 これはもう、まさしくバイブルですね。 この本で憧れを掻き立てられ、ヴェネツィアへ旅行する人がどれだけいることか! 建築の観点からの都市考察ですが、とんでもなくあったかい語り口で、 本当にこの街を愛していらっしゃるのが分かる。 現代新書はけっこう数持ってますが、目線の平らな抜きん出た名著ですね。 この一冊で陣内先生に惚れ込んでしまいました。 海のマリア像のエピソードが鮮烈に美しいです。 いつかコレで、もう一回ヴェネツィアを書きたいナ。 |
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そして、この方が陣内先生。 スッテッキっでっしょおおおー?! 例によってこのおヒゲに、ヤられちゃいました。(あごヒゲ好き。ぐふっ。←馬鹿者) なんたってビックリなのがこの若さです。 だってあと2年で、なんと還暦なのですよっ、信じられますっ?!いや〜ん!(←意味不明…) いかん、ついテンションがリミットレスに…。 いつか必ずお会いしたい方です。 国営放送を見て、更に魅リキを確信しました。 法政さんで聴講制があったら行っちゃうんだけどなぁ、動機が不純すぎか(笑)。 |
えー、あたしの読み順は『ヴェネツィア』『緋色のヴェネツィア』『海の都の物語』でしたが、
市街図がたくさん出ているので、
陣内先生の『ヴェネツィア』を辞書代わりにして2冊を読みましたね。
でも、読むたびにそれぞれから新しい知識や世界が広がるので、
それをまた確かめたくなって、結局『緋色…』は4回?5回?、大作『海の都…』は3順目に入り、
『ヴェネツィア』に至っては、もう数えられないっす。
とりあえず、塩野さんの『緋色…』は取っ付きよく読めますからオススメです。
ヴェネツィア共和国の緋色の旗の許に生まれた、実在の人物、
元首の息子アルヴィーゼ・グリオッティの、あまりにもせつなく鮮烈な生き様。
そして、謎の特務機関“十人委員会〜CDX”…
真夜中のカナルグランデに、CDXの黒いゴンドラが幻のように浮かび上がる時、
ヴェネツィア共和国の裏側では、何かが必ず起きている…。
震えが来るほどかっこいい世界デス。
寝苦しい夏の名残りの夜に、極上の水の都の物語を、プレーゴ!
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