雪子…飲んじゃったんですよね。
書き手としてこれをさせる事は、ねぇ、度胸いりましたよ〜。
決定稿ぎりぎりまでこういう展開じゃなかったんです。雪子と白金だけはエロスから離れたところにいた。
魂の共鳴というか、肉体から離れたところで結ばれていく二人だったんですね。
ただ知念さんからは当初から、媚薬と関わらないわけにはいかないでしょうね、あの二人は、と言われていて。
飲むという行為に作意がみえたら無垢の恋にならないワケで、悩んだけど…
でも、夢にまで見た白金のことだけで頭がいっぱいになっていたら、あと先なんて無いな、
振り向かせたいから飲むんじゃなく、この瓶に思いをぶつける、
ただそれだけって…うん、ある。
恋の愚かを可愛いと思えた、その時に、このシーンが生まれ落ちました。