台本を書いていると、自分の中に眠っていた何かが、突然結びついてくる事があります。
今回は『花とひみつ』。小学校の時、国語の教科書で知った星新一さんの掌編です。
どうやら、心の中でぽんわりと光り続けてきたらしいこの小さな種は、
何十年も経った今になって、こういう形で花を咲かせることになりました。
真っ白な内に、いっぱい色んなものを吸い取ることって本当に大事だ…あらためて思いましたネ。
もともとは胡桃の台詞でしたが、スピリチュアルなジュリエットとシンクロさせることにしました。
彼女が喋るとは思ってなかったでしョ?衝撃度を狙ってみました(笑)。
もしここに居合わせたのが他の人だったら、胡桃はただガラスの瓶を眺めているだけにしか見えない。
胡桃の思い=ジュリエットの祈りが、そのまま雪子に沁みてきた不思議な時間なのです。