| Sul ceppo l'albero dal mondo, | スル チェッポ ラルベロ ダルモンド |
| le rose fiorono gloriosi. | レ ローゼ フィオローノ グロリオーズィ |
| Sui ramo l'albero dal mondo, | スィ ラーモ ラルベロ ダルモンド |
| i augelli cantano dolci. | イ アウジェッリ カンターノ ドルチ |
| L'amore millenario, | ラモーレ ミッレナーリオ |
| dilagare dalla fontana. | ディラガーレ ダッラ フォンターナ |
| A millennio dopo, Resurrezione. | ア ミッレンニオドーポ, レスルレッツィオーネ |
世界樹の根に 薔薇は美しく咲き 世界樹の枝に 鳥は甘く歌う 千年の恋 泉に溢れ 千年の果て 蘇える |
| Resurrezione 〜復活のうた〜 |
| 〜*〜〜*〜〜*〜 甘いポエメット 〜*〜〜*〜〜*〜 |
| この詩をイタリア語にしてくれたのは、 もち子さんです。 メールの履歴を見ると、2月20日の未明にお願いして、 その晩の内には出来上がってきていました。 稽古始めに皆さんにお渡しした台本では、 世界樹のモチーフが脈絡の無いまま出て来ていたので、 知念さんからこれを補強するように言われていました。 その時点で二階堂さんからも、 胡桃だけが謎解きに参加していないという指摘をされていて、 この二つが大きな宿題となったまま、 1週間の稽古休みに入っている時期でした。 その間、あたしはリブレの公演で名古屋に出向いていて、 推敲のまとめが思うに任せない状態を抱えたまま、 ヘロQ組が参入してくる21日の稽古再開までに、 何をどう結びつければよいのか、ずーっと考えていて…。 ずーっとずーっとずーっと考えていて、タイムリミットが迫ってきた頃、 ふと、前から思っていたイタリア語の美しさをもっとご披露したい、 という思いと、この二つの宿題とが、 うまく結びつきそうな物を発見したのです。 そうだ・・・柴教授の日記を設定して、 そこに“千年の恋”にまつわる話を書き付けたらどうだろう、 それを胡桃に持参させ、イタリア語で朗読させたら・・・?! 日本語の原詩はすぐ出来ました。 キーワードは、世界樹、復活、千年の恋、 そしてRoseGardenの薔薇・・・。 大きな大きな世界樹を想うと のどやかな小鳥のさえずりが聞こえ しずくを含んだ薔薇の香りが漂いはじめます 足元には命の泉が溢れ “永遠”を守っている 遥かな時を越えて すべてで、どこでもない場所にある 忘れられたエデンの園 しかし翻訳を、どうするか。 これが叶わなければ、この閃きも意味をなくしてしまいます。 もち子さん、出来ないかな・・・。 彼女は千草藤子役の為に、この1年、 独学でイタリア語を勉強してくれていたのです。 文法や正確さはいっさい無視していいからとお願いし、 数日は見ていたのですが、出来上がったのはその日の内、 しかも、韻まで踏まれたきれいな詩・・・ 舞台で声にするということを十分わかった、 絹糸が流れるような美しい音の詩に、 もち子さんは仕上げてくれたのです。 驚くやら感激するやら・・・。 彼女のここまでの月日に、どれだけの努力があったことか、 そして、どれほど藤子を愛してきてくれたことか、 身に迫って伝わってきました。 嬉しかったです。 偶然なのか、いや宿縁と言ってもいいのかもしれない、 当の胡桃を演じるタカコちゃんは、 実はイタリア語に慣れた人だったのです。 2度も単身で出掛けて、本当にかの国を身近にしている人。 もちろんそこでキャスティングしたわけではないのに、 こうなってくると、それが大きく物をいうことになりました。 難しいシーンを安心して任せられる・・・。 胡桃が復活のうたを暗誦するところは、 甘い生活の中でももっともロマンチックな、白眉となりました。 今でも、 スルチェッポラルベロダルモンド…と詠うタカコちゃんの声が、 耳にずっと残っています。 いくつもの小さな奇跡が重なって、 甘い生活のスピリッツとも言うべき詩を、 美しく送り出す事ができた。 芝居を造る悦びを、あらためて感じさせてくれた、 甘い出来事でした。 |
| 甘いイタリア語たち |
| La dolce vita | ラ ドルチェ ヴィータ | 甘い生活 |
| フェデリコ・フェリーニ監督の映画タイトルとして有名ですが、本国の人にはあまりピンと来ない 言葉のようで…和訳だと愛の暮らしみたいな語感があるのに、あちらでは気楽なご隠居生活 てな意味になっちゃうみたい! |
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| Amore millenario | アモーレ ミッレナーリオ | 千年の恋 |
| 東京ミレナリオのおかげで日本でもすっかりポピュラーになった言葉。 アレは紀元2000年を記念したからミレナリオと付けたのですね、照明デザイナーがイタリア人だし、 なるほどね〜。 ところで、愛を表す言葉 amor >アモールのスペルをひっくり返してみると…なんと roma! 首都は愛の都だったのです。さすが…カサノヴァを生んだ国…。 |
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| Filtro di amore | フィルトゥロ ダモーレ | 媚薬 |
| ダモーレは ディ アモ−レ のリエゾン。そもそも、あたしの愛用している和伊翻訳サイトで この言葉を見つけてから、妄想が、いやいや構想が一気に膨らみ出したのでした。 もち子さんの辞書には載ってなかったらしい。てかフツー載ってないよねこんな言葉??? |
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| Buongiorno tutti | ボ゙ンジョールノ トゥッティ | ごきげんよう、皆さん |
| 「こんにちは」とも「こんばんは」とも「おはよう」とも使える便利な言葉。 浅葱さん的には「ごきげんよ〜」。 同義語には buonasera >ボナセッラもあるけど、この方が女性的かナ。 サッカーにトゥッティって選手いなかったっけ?スペルが同じなら『皆の衆』さん、てこと?! |
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| Non c'e problema | ノン チェ プロブレーマ | 気にしないで |
| いわゆる英語の No problem ですね、問題ないでーす、みたいな。基本的に浅葱さんは すべてが Non c'e problema の男。う〜ん、この精神はイタリア男の基本でもある気がする。 |
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| La conosco | ラ コノースコ | 存じてます |
| ラ コノ〜スコ〜って、浅葱さんの声が聞こえてくるようでしョ? 児玉さんも気持ちよく喋ってましたね〜。 いったいがイタリア語って、発音してるとなんだか麗しい気持ちになってくる。 何より音がきれい!英語と違ってそのまま読めるし、ホントはかなり」面倒な文法らしいけど、 イタリア人もフツーにめちゃくちゃだっていうし(笑)本格的に勉強したくなってきてマス。 |
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| Amico del cuore | アミーコ デル クオーレ | 親友 |
| そう、イタリア語は名詞に性別があるのです。NOVAするとこの辺で挫折者が増えるらしい(笑) 女性名詞は末尾がa、男性名詞はoで終るのが一般的。ゆえにこの場合、女友だちだったら amica>アミーカとなる。cuore の意味は善良とか良心…あ!子どもの頃読んだ『クオレ物語』 ってこれが語源なんだ!母を訪ねたマルコや、タイタニック号で人助けした、よいこ満載のお話。 ほよ〜、三十○年ぶりに新事実発見だ〜。 |
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| Romeo e Giulietta | ロメーオ エ ジューリエッタ | ロミオとジュリエット |
| そーなんですよ、だからジュリエットは本当はジュリエッタなんです、トだと男の子になっちゃう。 ロミオも me に発音点があるので、ロメーオという感じになるんだと思う。 英語と仏語の音がごっちゃになって日本に入ってきたらしいのです。どーりで、ヘンだと思ってた。 ジュリエット・キャピュレットに、ロミオ・モンテギュ−なんて、いくらなんでも言いづらくない? コレ、名前が英語、苗字が仏語です。正しくは、ジュリエッタ・カプレーティとロメオ・モンテッキ。 あー納まった。でも日本ではやっぱり、ロミオとジュリエット、この響きがロマンチック…。 そう言えば、白金先生が読んでたのがロミオとジュリエットの英書でした。 二階堂さんが自分で用意した白金グッズ…あの袋の中は本でいっぱい。 『ダ・ヴィンチ・コード』も入ってましタ。 |
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| Buona felice | ボナ フェリーチェ | 幸せを祈る |
| これは佐倉父の造語です。甘い生活の世界だけの言葉。 good luck の同義語がないかと英伊翻訳サイトで調べてみた処、 イタリア語では buona fortuna>ボナ フォルトゥーナ。 いまいち語感が重いなーと思ってたら、幸せという意味で felice を発見…あわせてみると、 ぼなふぇりーちぇ。いーじゃん! 形容詞×2みたいな事になっちゃってるのだけど、そこはほら、 お父さんが小さい娘たちに唱えたおまじないだから、かえってオリジナルな方が良い、と決定。 甘い語として、メンバーはよくメールの文末に使ってマス。ふふ。 |
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| Ti amo, persempre | ティ アーモ,ペルセンプレ | 愛してる、永遠に |
| これも、メンバーの間でよく飛び交ってますネ。愛を込めて、みたいな使い方に進化?して、 それじゃあネ、ティ アーモ なんて感じで。 愛を告げる言葉としては、はじめはなんだか地味だな〜と思っていたのですが、 口にしてみると、これがヨカッタ・・・。なんかカワイイ。 実はだいぶ那珂村タカコ効果にヤラれてるんですけど(笑)。 書き手としては渾身のラヴシーン、演じ手としては辛い場面でしたネ。 I love you よりやさしくて、愛してるより熱っぽい、せつせつと訴えかけてくるものがある、 純な言葉です。 |
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| Anch' io | アンクィーオ | 俺もだよ |
| 先生の発音は“アンキーオ”になってましたが、その方がきれいでしたね。 英語で言うところの me to ですか、あ、でも io が自分という意味なので、言葉の組成は 逆なのですねー。これも、響きのいい言葉です。 |
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| Buona dolce vita | ボナ ドルチェ ヴィータ | 甘い生活を! |
| これはもう浅葱さんならではの言い回し、洒落ですね。 文法が合っていないことを承知の上で、佐倉父へのオマージュと共に、親友に贈った言葉です。 白金と雪子の選択は、人によっては実の無い浮ついたものに見られてしまうかもしれない。 広く受け入れられるものではないからこそ、尚更に、 「佳き人生を」「甘〜く生きろよ、おまえらしく守ってやれよ」という万感の思いが込められています。 一見いい加減な浅葱さんの方が、これからの人生を地に足つけて生きていく人なわけで、 不器用な白金先生の大胆さに、心から贈るエールなのです。 |
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| Anch' tu | アンケトゥ | おまえもな |
| そんな親友に応える言葉は、これしかないでしょう。 照れ屋の先生が、ちゃんと浅葱さんに乗っかってあげてる…。 この先の人生の重さを、互いに分かっている二人です。 Anch' io と Anch' tu という二つのイタリア語の返事は、 白金隆之の心の、無限の広さから発せられた言葉なのです。 |
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