甘い思い出



  カナコさんのおっとり語録 

知念さん 「今泉君、そこはアチチュードで」
ゆかぞう 「はいっ」
カナコさん「大変ね〜、80度って身体で覚えてるものなの?」
ゆかぞう 「へ?はち・・・カナコさんアチチュードですっ、バレエのポーズの名前!」
カナコさん「あら、そーなの、じゃ偶然似たような音なのね」
ゆかぞう 「いや、別に80度に限定されてるワケでは…」
カナコさん「は、ち、じゅ〜ド」(足を80°に上げる練習をはじめる)
ゆかぞう 「・・・くっ!」(可愛くてなにも言えない)


カナコさん「ね〜え、りょーこさん、ウチのダンナさまって大変じゃなぁい?」
りょーこ  「ヤマちゃん?どうして?」
カナコさん「だって、照明もやるんでしょ、大活躍ね」
りょーこ  「へ?しょ・・・カナコさんそれジミー」
カナコさん「え?」
りょーこ  「あなたのダンナさまはジョニー」
カナコさん「…あっら〜、そーだったの。まあ器用な役者サンって思ってたのよ〜。」
りょーこ  「そんなご無体な事、いくらあたしでも頼めませんて」
カナコさん「じみー。じょにー。ま、どっちでもいっか」
りょーこ  「か、カナコさん?・・・くっ!」(太っ腹すぎて何も言えない)


カナコさん「ちんねんさん」
ジョニー  「知念さん知念さん!」
カナコさん「あら、でも、ちんねんさん♪って方が可愛くない?」
知念さん 「・・・くっ!」(嬉しくて何も言えない)

全部メモりましたよ〜、美味しすぎルっ!

by ゆかぞう 
悪魔の微笑… 








   知念さんのメルヘンな失敗

「虹子さぁ、そこはもっと大声出して」
「雪子は、虹子に詰め寄るぐらいに」
にじこ?
ってだれ?

「虹…あゴメン、紅子だった」
どっしぇ〜っ!(←稽古場中がひっくり返る音)

あんまり真顔で言いきるから、冗談かと思ったら本気だった!
知念さんは、なぜか「紅子」を「虹子」と言ってしまうのです。

ま、確かに似てるっちゃ似てるけど一応イタリア姉妹ですから知念さん、虹はないっス〜。
だいたい音がぜんぜん違かろお〜。
「いや、前に書いた芝居に虹子って登場人物がいてね…」(←
小さくなる言い訳

何度気合を入れても、どうしてもうっかり出てくるのは、虹子。
もちろん鬼の首を取ったように大喜びなのは、紅子/松井。

「知念さん、ペナルティですからねっ」
「はい。次から一回間違えたら100円払います」

すご〜く頑張ってたけど、その後も2回ほど、堪えきれずに虹子がポロリ。
この前お会いした時、松井さんに200円払わなきゃ、と仰ってらしたけど…

知念さ〜ん、延滞料が加算されてますから〜♪

by 松井 
悪魔のようなおんな… 






 

  イタリアン息子

ロミオ/ヤス君と、スオーちゃん/永松クンは、
甘いメンバーきってのイケメンな若者二人。

そもそも20代は永松クンただ一人、というキャスティングだったところへ、
同年代のロミジュリが登場する事になったので、彼もだいぶ嬉しかったんじゃないかな、
ヤス君とは本当に仲良しさんになって、
普通の会話もお笑い二人組なぐらいの呼吸の合い様。

大人ばかりの現場だからかもしれませんが、二人ともどちらかというと沈思黙考タイプ?
華やかな児玉さんや勢いのあるジョニー、
お茶目な親分磯見のオジタマという諸先輩から、
「若者!元気を出せー!」
と言われてニコニコ喜んでる、ヘンな子たちで(笑)。

その現場の色って、やっぱりあるんですかね?
あたし的にはまったく違う顔立ちだと思うのですが、不思議なものでこの二人、
日を追うごとに、みんなからどんどん似てきたと言われるようになり…。

いつの間にか自分たちで名乗るようになったユニット名?が、
イタリアン息子。
ええ、イタリア姉妹の向こうを張ったらしいです。
なーんだぁ、羨ましかったんじゃん。

イタリア兄弟とかにすりゃいいのに、オリジナリティの追求でしょうか、
いまいちダサげなこのネーミングが、二人はことのほか気に入っているようで、
「なに言ってるんだよ兄さん」
「いや、俺の方が年下だから」
とか、稽古場の隅でフツーに、静かなボケつっこみ(笑)を展開してました。

男にも、“花のような”と形容してもいいタイプってあるんだなー。
熟女のお客様ゲッツの急先鋒として、十分任を果たしてくれたドルチェな二人でした。

別に自分の好みで選んだワケじゃないのよー

by りょーこ 
悪魔のようにうそつき… 








  サトくんがうれしかった発見

『甘い生活』には選り抜きの美男美女に集まって頂いたのですが、
実はあたしがもっとも重視するのは、声。

声って、その人のパーソナリティはもとより、知性や感性が如実に現れるし、
何より生理的なものだから、2時間弱の時間が心地よいものとなるか否かは、
ひとえに声の領域に掛かってくると思うのです。

というわけで、今回は魅力的な音のシンフォニーも楽しんで頂けましたでしョ?
そんなメンバーの中で、二階堂さんのお気に入りになったのがカナコさん。
稽古場でも増山A子さんの声にそっくり!という評判。
で…、

「バカボンって言ってくださいよ〜」
「バーカーボン♪」
「うふふ…」

「ルパーンって言って下さいよ〜」
「ル〜パ〜ん♪」
「うふふふ…」

ご満悦だぞ、白金先生。
さらに、あらたなターゲット発見。

「葉子ちゃんて声カツオに似てるよね」
「ヤダなあ姉さん、そんなことないヨー」
「うふふふふ…」

至福の時間だ、白金先生。
いちいちやってあげる女優陣も、やさしいってゆーかノリがいいってゆーか。
なにより、二階堂さんのあまりにウレシそうな顔にビックリ!
あ、アニメ好きだった?もしかして?サトくん?

そんな中から生まれたのが、あの一声。
イタイよ、姉さーん!

by きゅうちゃん 
顔はチビまるこに似てるとも言いましたよね〜

by カナコさん 








  姫とお酒と将軍と

稽古場から最寄駅までは、徒歩2分の近さ。
なのに毎回、夜中にダッシュで駆け込む事になるそのワケは…、
途中、まるで関所のように、魅惑の魔窟“おおたる”が鎮座ましましているからなのよ〜。

顔を左に背けて橋を渡ろうとしても、右手からの、
「はい、いらはいまへ、いらはいまへ〜」(
←いらっしゃいませ:なんか気が抜けててこう聞こえる
という、小っちゃいおばちゃんの呼び込みを聞いてしまうと、もうダメ。
「ちょ、チョットだけね」
ということになってしまう。鳴呼。

珍しく、みんなが本当に真っ直ぐ帰宅したある夕方、残ったのはタカコちゃんとあたし。
…急に二人きりになると、なんだかその時間が愛おしく感じられてしまうのはなぜでしょう。
うふふ。

「女の子ゴハンしましょう!」
「パスタ食べたい、パスタ!」
稽古場でさんざん煽られているイタリア気分に収まりをつけるべく、地上へ上がると、
いけません。
もう聞こえてます、あの異国の呪文のような「いらはいまへ〜」が。
・・・。

「いや、旨いね濁り酒って〜」
「でしょー、前から気になってたんですよー」
「こないだ磯見さんが、ここのはたはたはイケルって言ってた」
「じゃ、イきましょー!おかあさんこの白いのも、もう一杯ずつネー!」
「いぇ〜い!」

ま、とーぜんと言えば当然の展開ですね、とほほ。

タカコちゃんとの会話は本当に楽しい。
そもそも、お付き合いはメールのやり取りからでしたが、
言葉の感覚が似てるというか、このオバチャンの熟語乱発に勝るとも劣らず、
硬質なボキャブラリーを網羅しつつの的確な言語展開が、いつもとっても気持ちよく、
                (
↑こんな感じで、気を抜くとつい表現が硬くなってしまう
その上に、盗ませてもらいたくなる“今”な言葉たちも塗されていて、
さりげにモノ凄くクレバーな人だな〜と感心していたのです。

聞けば那珂村ご一族には、わが国最高峰学府のご出身者がウジャウジャおられるそうで納得〜、
これまた発覚した 那珂村タカコ&柴胡桃 の共通項に感激しまくりつつ、
ふと、前からの疑問を聞いてみる。

「タカコちゃんて、なんで“のろ姫”って言われてるの?」
「あ、なんかー小学校の先生に付けられたんですよー、君はノロちゃんだって」
「あーそう言えば稽古場出るのも一番遅いよね」
「はい〜。なんか昔から人よりテンポ遅かったらしいです」
「いーじゃん、姫なんだから。あたしなんか将軍だぞ」
「将軍?」
「“プリンプリン物語”のルチ将軍に似てるって言われて、ルチって呼ばれてた、一部からね一部っ」
「・・・(
ルチ将軍を思い浮かべる)・・・」
「あ゛ーーーん!(
二人号泣)」
「呑みましょうっ!」
「うん」

いや、ホントにアカデミックな会話もしてたんですってば。
ま、こんな感じでね、二人ともなんだか調子こいちゃって凄い勢いで酔っ払っちまって、
結局またもや駅までダーッシュひーっ!
どこが女の子ゴハンなんだよっ。

翌日は、これを肴に魔窟で宴会しました。あ、予想ついてましたネほほほほ(泣)。
触ると我輩〜

by ルチ将軍 
どこが似てんのよっ!




  磯見さんを巡る紛らわしい言葉たち

ある日の磯見さんともち子さんの会話

 「ふぃろとろだもーれ」
 「そーちゃん、フィるトゥロダモーレ」
 「あ、ふぃるとるだもーれ」
 「ううん、フィルトゥろダモーレ」
 「あ、ふぃろとぅるだもーれ」
 「ううん、フィーるトゥーろダモーレ」
 「あ、ふぃーるとぅーろだまーれ」
 「…」
 「え?いま合ってたでしョ?」

聞いてるこっちも、どれが正しいんだか分からなくなってくる…。

R  「も、もち子さん、とりあえず今日のところは…」
 「いま合ってたよな?」
R  「う。うーん、惜しいっ」
  「惜しい?そーかぁ、惜しかったか〜、かっかっか」
R  「いや笑いごとでなくて」
  「そーちゃん、夕ごはんのとき特訓するから」
  「え〜へ〜?とっくんふ〜?!(力がなくなっていく)」
R  「ごめんごめん、紛らわしい言葉書いてごめんね」
 「どーしてもふぃるとぅろだもーれって言っちゃうんだよぉ」
二人「ふぃるとぅろ…合ってるじゃん!」
  「え?そお?ええ?(無自覚)」

磯見さんは、一件コワモテな外見からは想像できない、
鷹揚なお人柄のオジタマ。
鎌倉のお坊ちゃまだったんだろうな〜、
豪胆な人なのに、時々ズッコケるほどぽわんとした反応が返ってきて、
みんなよく調子を狂わされます。

これとは反対に、時々あまりにもクリア&ドライにボケ倒してくれるのがジョニー。

「シオミさ〜ん」

イソミだっちゅーの。

ISOMI → SIOMI
S
の位置が前倒しになってる…ボケっぷりもインテリ。マジ?
Buona felice!

by もち子さん 
ユルしてよ〜、ジョージって呼んでいいからさぁ♪

by ジョニー 








  児玉さんのショッキングな発見!

「め、目、開いてるっ!」
「何のこと?」
「知念さん!」
「え?」

児玉さんは、もう何年も知念さんと仕事をしている人。
共演者として、或いは今回のように演出家と俳優として、
全国を回る作品で何本もご一緒されています。

あたしの憧れの君をオヤジ呼ばわりしてはばからないほどの仲。
でも、そこにはいつも、こよなき信頼と敬意が感じられます。

その、知念さんを知り尽くした児玉さんが、今回初めて遭遇したのが、
 稽古中に目が開いている知念さん
え?

知念さんは完璧な“音の演出家”で、
俳優の声音やリズムを聞くことで、場の流れや滞りを読むのだそうです。
なので自然と目をつぶっていることが多いってワケ。

「ええ?あたし知念さんが目つぶったままのトコなんて見たことないよ」
「だからビックリなのよ、オレも長年やってるけど初めて見たわ〜」
「え。それはもしかして、心配で目閉じてられないってこと?」
「いや。逆でしょう。楽しんでるんじゃない」
「…ホントにぃ?」

この話を聞いて以来、板の上でもつい知念さんを確認してしまう甘いメンバー。
止めが入ると思わず近所で目配せをし合ってしまいます。

「(こっそり)開いてる、開いてる」
「(こっそり)よかった、よかった」

・・・セブンイレブンじゃないんだから。

「なんかみんなとよく目が合うなーと思ってたんだよね、なんだぁ…」
知念さんは、あのセクシーな鼻声で苦笑いしてたけど、
あたしは稽古場に知念さんの高らかな笑い声が響く度に、
幸せな気分にしてもらっていました.

「いやぁ〜、ショック。すっごいショックだったわ〜」
って、児玉さん…いまだに言ってるもんね(笑)。
いくつもの現場を掛け持ちしている知念さん。
今日の稽古場では、目開いてますかー?

人聞きの悪いことを…

by 知念さん 







  初舞台はロミオ

去年の12月、
ミノタケプラン『リボンの岸。』を見に来てくれていた、
二階堂ワークショップの生徒さんとして、ヤス君に出会いました。

なんだか初対面からとっても馬が合って、
甘い生活も、なんでも手伝いますからネと言ってくれて、
結局出演してもらうご縁になりました。

稽古初日から数日経って、オープニングのアダージオの振り付けがありました。
彼の、
初めてのダンスだというのに、余計なてらいなど微塵もなく、
ただひたすらに踊りたいという気持ちだけで、稽古に没頭する無垢な姿は、
鮮烈に胸を打ちました。

それは、知念さんにも真っ直ぐ届いたのだと思います。
芝居の稽古でも、蘇芳悟の代役をする彼にダメ出しをされるようになりました。
たかが代役、たかだか代役、だけど、
きっちりと、真剣に、時間を使っても惜しくないと、思われているのを感じました。

その無言の姿が、メンバーそれぞれの中にまた、
真摯で清らかなものを生み出させてくださいました。
『甘い生活』の稽古場は、そういう場所でした。

当のヤス君は、そんな静かな情熱が流れ始めたことも気づかないまま、
毎日穏やかに、楽しそうに、そこにいます。
彼はイエスさまに似てるんです、たまたま、顔が。
そのせいもあってか、なんだか稽古場に何か特別な落ち着いたものを、
いつも与えてもらっている気がしていました。

そうして、小屋入りしてから、『甘い生活』がヤス君の初舞台だと知ってビックリ!
嬉しかったです。
一人のひとの人生に、初めてのものを提供できた…。
そんな存在にさせてもらえて、本当に感謝しています。

この作品でデビューした俳優がいるということが、
あたしが立ち返る場所になりました。
繰り返し繰り返しステップを練習する、伏せ目がちの横顔と共に、
それは、終った今でも残った、これから先のあたしを大きく支えてくれる出来事でした。

ありがとう。
あなたの未来が、薔薇色の光に満たされることを祈って…。
by RoseGarden 












 ドルチェな同窓会ミニアルバム
児玉さんが帰って来た〜!
知念さんにも会えた〜っ!