<Day By Day>

10月10日(金) 秋は喨々と空に鳴り

『黄金の国2003』も無事千秋楽を迎えられました。

みなさま本当にありがとうございました!

大橋作品とはずいぶんカラーの違う芝居でしたでしョ。

短いシーンの積み重ねなので、役者がちゃんと背景を持っていないと、ストーリーが通じない危険があって、正直、伝え切れなかった部分が多かったように思えるのが大きな反省点であります。

キャラが命の芝居ということで、この<DAY BY DAY>でも、登場人物紹介を突っ込んでは出来なかった、というワケです。

中的には、個々の役者の長短が良く見えた、発展的な公演でありました。

山岸が見た収穫は、まずワカメの神谷舞子かナ。

「ゴジラ」の二代目やよいとして、売り出した女優さんですが、どっちかっていうとハジケキャラの方が向きがあるんじゃないかと思っていたので、今回は期待に違わず体当たりしてくれて、楽しんでワカメちゃんを演っていたのが、とても好感持てました。

稽古場では、“爆弾娘”の異名を取るほど、今までのイメージを払拭できた、今一番伸び盛りの女優です。

澤田恵も、成長したナぁ。

カツオを演る為に、ホントに坊主頭にしてきたのには驚いたワ〜。サワダって、形から入るタイプだったのね。

今ひとつ表現が中味に追い付いていない時期が続いて、本人も苦しそうだったんだけど、今回はお客さまに育てていただくということを実感できたんじゃないでしょうか。

しかし、あの頭は、これからどんな形になっていくんだろう。。。

秘かな収穫だと思っているのが、今年のニューフェイス、アメデオ鈴木のりえ。

“のりえ”ってどんな字なのかも知らないほど、ホヤホヤの新人ですが、物おじしなくて根性が座っててビックリ。今までのウチにはないタイプの女優さんになってくれそうな感じだわ。

デビューでいきなりおサルさんとか言われたら、女の子としてはさぞショックだろうと思うのに、松戸マルコにひたすら一生懸命付いて行ってました。御簾の中で待機していると、白い物体がシャキーンとかウキーとかやってるのが見えるの。

その後ろ姿は、出前の緊張をほぐしてくれる、山岸のなごみでありましタ。

今回の面目躍如は、波平の橋本直樹かなー。

家族をよく引っ張って、満を持して中堅としての位置を確立してくれた感じ。一つシーンを預けてしまった方が、本領発揮するタイプだったようで。

しかし、『オリジナル』でも組んだ、マスオさん竹下知雄とのコンビは不滅だわー。

掛け合いの呼吸の合い加減は、ちょっと並じゃないと思う。それぞれ他の人間と組むとそれほどでもないんだけど、なんでかあの二人になると、ギャグのスピードが倍速になるの。馬が合うってことなのかなあ。別に普段、特別仲好しなワケでもなさそうなのに、不思議〜!

一人一人については、もう書き切れないよー!

エガちゃんなんかサ、『ニューパラ』であたしのダーリンだった時より数段イイ男になっちゃって、絵里ちゃんちょっとジェラス!あたしってばやっぱし、ヒゲの男好き。。。

しかし、まあ苦労しましたワ、ヒ〜ミ〜コ〜。 

発声自体は普通に出るんだけど、かえって感情が入るとアノ声をキープ出来なくなっちゃう。

これまでずっと、気持ちありきで芝居を作ってきたので、まず形を整えてから、というアプローチの仕方には、思いがけず手こずりましタ。

稽古中は、さぞかし伊東センセイをビクビクさせてたことと思います。おいおい、ホントにこの役出来るのかよ、って。

演ることと気持ちが噛み合わないと、入っているはずのセリフも詰まっちゃうし、どうしても集中できなくて稽古を止めちゃったことも、恥ずかしながら1度ありました。

久々のピンの役で、誰とも組めなかったから淋しかったし、ぐっすん。

初日は袖で待機してても、分かち合い支え合う人がいなかったから、すっごい緊張したんだよおおお!そう、思えば『ニューパラ』の時は、幸ちゃんとハグしあって、よし!と言って舞台に出て行ったものでした。

昔は、単体の役の方がラクに出来て好きだったのにねー。

14年前の『黄金の国』では、あたしジトーさんだったし。その時の男二人は、強引グ・マイ・ウェイなお方たちだったので、あたしも好き勝手やってれば良かったの。その意味では、チームワークもへったくれもなくて、闘いって感じだったわ。

今は、生で演るという醍醐味を、人と絡む中に見い出している自分がいるみたい。再発見した。

例の声は、出そうと思えばけっこう誰にでも出来るハズ。

相鉄で発声してたら、サザエさん一家の女子供たちがあの声をマネし始めて。これが、重なるとチョーうるさいんダ。マジでUFOが飛んで来そうな、もう声じゃなくて音なのね。

ワカメたちは「ヤメなさい、みんな。」と、波平父さんに頭ガジガジかじられてました。

こんなにオモシロがれるなら、次は『ヒミコの逆襲』とか言って、ヒミコの母、ヒミコの姉、ヒミコの妹にヒミコの叔母など、ヒミコ一族が集結した話が出来るカモ!な〜んて、みんなノリ気だったワ。

なによー、やっぱやってみたかったんじゃないのよ、クレイジーテンション。って、あの一家も十分気狂いだったけどネ。

来年の6月まで、離風霊船の公演はありません。間に芝居の予定も入ってないし、もうホンット久しぶりにまともな生活に戻る、って感じデス。

オフの間に、RoseGardenの方、何か書けるかなー。そろそろチョット貯まってきたようではあります。来年はどんな航海になるのかしら。

最近なんだか、オバたまウケが良いらしい山岸のようです。

ザムザでも、知らないご婦人から「まああ〜、貫禄あって・・・」と背中をバシバシ叩かれました。す、相撲取りな感じ?嬉しいやら嬉しくないやら、複雑な心境でございます。

安心感があるのかなあ。同性から危険視されないというのは、それだけフェロモンが薄くなっている、ということなのでございましょうか。ひと昔前は、エロチック街道の先頭走ってたのに。。。(ホントだって!)。

このまま貫禄の座に収まるのはまだ早いと思うので、それはとっておいて、次なるテーマは“セクシーリターン”で起死回生してみよっかな、と秘かに目標絞り込んでみた今日この頃でございます。

それは、呪怨よりもコワイ世界かも。。。って別にホラーがやりたいわけじゃないのよーっ!

<DAY BY DAY>もオフの間は、稽古場雑記から、徒然の雑記帳になると思いマス。

かなり趣味色の濃いページになりそうですが、よろしかったらおつき合い下さいマセ。


La misterioso utopia “ Jipang ”
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