赤い鳥逃げた・・・2005〜公演写真 その1
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とある家族の茶の間。
いつものように夕餉の食卓をかこみながら、テレビに見入る、父と母と幼い娘。
ところが、TVに映っていた女が茶の間に乱入。
驚いた家族は、女をテレビの世界へ帰そうと、女は自分の世界へ帰ろうと、大騒ぎ。

一方、場面が変わるとそこは、テレビコマーシャルの撮影現場。
一人の少女がカメラの前で、ディレクターの指示に従って演技を繰り返している。
ところがそこに、先の茶の間の家族が乱入、撮影は妨害される。

なぜ茶の間のTVから女が?
そして、テレビコマーシャルとは?

茶の間と虚構のTVを舞台に、人々は戸惑い、右往左往する。

しかし、それはやがて、ある家族の、かけがえのない時間として、
ゆっくりと舞台に、競りあがってくる・・・。

1985年、御巣鷹山に墜落した、日航123便の墜落事故から半年を待たずして、世に出たこの作品。
1986年の初演時、大反響を巻き起こしたこの作品は、
芝居という虚構の世界で、その十分に入り組んだ構造の中に、
かけがえのない命への哀悼をこめた、離風霊船の珠玉の一作です。

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