〜竹下知雄編その5

大矢:好きな役者がいたらあげてください。
    
それと、自分はどういう風になりたいって思ってますか?
竹下:好きな役者は、マイケル・J・フォックス。
    「バックトゥザフューチャー」とか、「ファミリータイズ」ってアメリカのドラマ知ってる?
    家族の話なんだけど、それが日本でやってて、初めて見た時、ホント大笑いして。
    あの人、背も低いしさ。
大矢:背が小さいこと、自分からふらなくてもいいですよ〜(笑)
    今日は、私、触れてなかったのに。
    そうなんです竹下さんは背が低いんです〜!
竹下:変わんないじゃん。
大矢:だって私、女の子だもん!
竹下:だけどさ、橋本さんと2センチしか違わないからね。
大矢:知ってますけど、橋本さん横幅あるから、イメージがデカいんですよ。
    背は高く生まれたかったとか思いますか?
竹下:思わないね。
大矢:これはこれでキャラクターですもんね。
竹下:もうこれはこれで活かすしかない。
大矢:ちっちゃいゴジラとかいいですよね。
竹下:ちっちゃいとか言うなよ!おまえ!!
大矢:身長の話はさておき、マイケル・J・フォックスはどういう風に好きですか?
竹下:ユーモアがあるところ。
    面白いし、役者の空気として余裕がある感じ。
    元劇団員の高橋(克実)さんもそうだけど、余裕があると笑えたりするじゃん。
    いっぱいいっぱいでやられてもさ、必死なんだなと思われるだけで。
大矢:自分もそういう役をやりたいですか?
竹下:やりたいのは悪役。
大矢:悪役やりたいってよく言う人多いですよね。
竹下:多分ね、ヒーローより悪役の方がかっこよく見えるんだよ。
    「バトルロワイヤル」の安藤政信とか、
    一言もしゃべらないで、銃撃ちまくって殺しちゃったり。
    セリフなんかいらないから、あぁいうのをやりたい。
    「レオン」ゲーリー・オールドマンとか。あの人もキレた役多いじゃん?
    あぁいう悪役やりたいです。
大矢:でも、大橋さんに悪役やりたいアピールしても
    なかなかリブレの芝居には出てこないですよね。
竹下:あんまり出てこないけどね。
    でも「SUBJECTION」で橋本さんがやってた猪口とかは悪役じゃん?アレやってみたい。
大矢:橋本さんと言えば、私が入団した当時から、この二人は普段から一緒にいるわけじゃないのに、
    舞台の上で妙に名コンビだなと思うのですが。
竹下:キャラが違うからじゃないの?橋本さんの、あのふてぶてしい感じの見てくれと、
    大声でボケ倒すのに、オレが冷めてぶっきらぼうにつっこむっのがいいんじゃないの?
    面白いかどうかわかんないけど。
大矢:面白いですよ。
    それは「オリジナル」でコンビ組んでからですか?
竹下:そうだね。「オリジナル」で初めて組んだときに、
    台本のネタをもっとおもしろくしようと、勝手に付け足したんだよね。
    それで大橋さんのダメが出なかったから、そのまま毎日毎日芝居の前に
    今日はこれでいこうって変えながら稽古してて。
大矢:そういう風に「たけしたなおき」
(竹下知雄と橋本直樹の劇団内々コンビ名)
    培われてきたわけですね。


「オリジナル」より。竹下&橋本名コンビ『たけしたなおき』が誕生。

大矢:お芝居をやる上で、心がけていることは?
竹下:当たり前なことだけど、自分がやりたいことをまずはやるのがいいなって。
    やっぱ自分らしく、やりたいなって。オレがやったらこうなる、とかね。
    言われたことをやるよりは、自分から出していって、それが活きればいいかなという感じ。
    あとは楽しんでやりたいと思う。
大矢:余裕がないと楽しめませんしね。
竹下:演出つけられているときと違った意味で、
    役者同士でこうしよかあぁしようかってやってる時間が楽しい。
大矢:私はまだまだ、そこに「楽しい」を見出せないでいます。
竹下:そんなことないよ。大矢も楽しめるよ。
大矢:前に比べたら、確かに楽しいと思えるようになりましたね。
    嫌だという意味ではないですけど、なにせ自分に余裕がなくて、
    何をどうしたらいいのかがわからなくて。
    逆に、私、初舞台に対して「楽しい」って感覚なかったんですよ。
竹下:「HAKKEN-DEN」?そうだよね。
    何が面白かったのかわかんなかっただろ?コケたりとかさ。
大矢:うん、わかんなかったと思います。今やったら違うんだと思うんですけど、
    3年目超えた辺りから、ちょっとずつ色んなものが見えてきた気がします。
竹下:経験積まないとね。経験積めばわかるよ。
    オレと橋本さんが、こうやろうあぁやろうって話してやったことが、お客さんに受けたりとか。
    オレも、そういう先輩の姿を見てるのね。
    今はもう退団されたけど、正村(光司郎)さんや岡崎(健二)さんがそうやってたのを。
    それってかっこいいと思って、自分もやってるんだけど。
    オレたちがそうやってるのを見て、またそういうことを思ってくれたらいいなと思う。


大矢:さてさて、そろそろよいお時間ですので、こんな感じでいかがでしょうか?
    竹下知雄の人となり、お伝えできましたでしょうか(笑)
    それでは、次のインタビュー相手をご指名下さい。
竹下:ここまで男女交互に来てるんだよね?じゃぁ伊東さんで。
大矢:それでは、次回は竹下さんが伊東さんにインタビューするということでお願いします。
    お疲れ様でした〜!

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