〜竹下知雄編その4

大矢:離風霊船の芝居で、
    
好きな作品思い出深い作品はなんでしょう?
竹下:最初に本公演として参加した「もう一人の善き人」かな。
    その前に「明日があるさ」と「消えた家族」には出てるんだけど。
    本公演としての最初は「もう一人の善き人」。
    「明日があるさ」は入ってすぐ。5月とか6月くらい。
    中目黒ウッディシアターの柿落としで、
    なんにもわかんないまま、人数足りないからって運良く役につけて。
    「消えた家族」は、元保谷市の劇場の柿落とし公演で、
    市民参加ワークショップから役者を選出し、演出が文学座の西川さん、作は大橋さん、
    キャストが永島敏行さん、それと文学座と離風霊船でやった芝居。

大矢:初めての本公演はどうでした?
竹下:楽しかった。出番そんななかったけど。
大矢:「もう一人の善き人」って何役でした?
竹下:耳の聞こえない人。
大矢:あぁ、治してもらう人!
竹下:「聞こえるんです・・・」って言ってた人。
大矢:私、見てるはずなんですけど。しかも1列目で。
竹下:悪かったな、印象に残んなくて!
    でもね、初めて本公演に参加して、先輩たちがこうでもないあぁでもないってやってる姿見て、
    すげぇなって思って、その雰囲気をいちばん覚えてる。
    好きな作品は「ゴジラ」と「赤い鳥逃げた・・・」かな、やっぱり。
    あと、「四畳半床之下」好き!
    りぶれかぶれでやった時は、さんざん伊東さんに叩かれたけど。
    世界観が好き。
    よく練られているというか、最近ない感じの世界が好き。


「もう一人の善き人」より。

大矢:先日、新宿シアターアプルでやった、竹下さん主役の「ゴジラ」を、
    実は各
学校公演などで高校生たちにも見せておりますが、
     どうですか?高校生たちに見てもらって。

竹下:高校生たちってさ、反応がストレートじゃん?
    一般の人に比べて、良くも悪くもストレートだから、
    それはそれですごく勉強になってるし、
    ゴジラという役をやらせてもらっているのはすごく光栄だし、すごく勉強になる。
    やってて楽しいし。
    実際さ、学校公演と言えども、毎回、結構プレッシャーはあるんです。
    最初はね、離風霊船の「ゴジラ」か〜って思って必死になってたけど、
    しばらくやっていううちに、すごいプレッシャーに感じてきて。
    オレがダメだったら芝居自体がダメになっちゃうじゃんみたいな。
    でも、そういう芝居の題名になってる役をやるなんてさ、なかなか味わえないことだし、
    だからこそ、そういうのを楽しめたらいいかなって。
    でもね、「ゴジラ」も「赤い鳥逃げた・・・」もいつも松戸さんがやってきた役だから、
    とにかく比較される。
    いつかは、「俊ちゃんはあぁやったけど、竹下のやり方は竹下なりの色が出てるよね。
    あれはあれでいいよね。」って言ってもらえるようになりたいと思ってる。
    松戸さんとオレじゃぁ、多分違うと思うから。
大矢:松戸さんの役を引き継いでいるというのは、
    ようはメインの役をやれる人だということでいいんじゃないですか?
竹下:全員が世代交代するならいいけど、伊東さんや小林さんはそのままで、
    オレだけ交代となると比較されちゃうよね。

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