
〜鈴木紀江編その1〜
第今回はなんとインタビュアーである伊東さんのご自宅で、手づくり餃子をいただきながら、
ギャラリー(鹿野さん(いつも宣伝美術を担当していただいています)と何故か小林さん)が
参加するという、贅沢な趣向となりました。
伊東:では鈴木さん、よろしくお願いします。
私はまだまだ鈴木については知らない部分があるので、今日は色々聞いちゃいます。
まずは家族構成から教えてください。
鈴木:父一人、母一人、そして兄がいます。
伊東:へえ、お兄さんといくつ違い?
鈴木:今29です。
伊東:だから、いくつ違うの(笑)?
鈴木:ええっと、私が27なので2つ違いです。
伊東:出身は・・・名古屋だっけ?
鈴木:愛知県江南市です。
伊東:小さい頃は、将来をどんな風に考えてましたか?
鈴木:難しいなあ・・・ん・・・・。
OLというか、キャリアウーマンになって、ばりばり働いていると思っていました。
伊東:へえー、子供っぽくないね。部活は?運動とかしてなかったの?
鈴木:運動はまったくだめです。でも中学の時は剣道部でした。
伊東:え、意外だなあ。
鈴木:実はバスケット部に入りたかったんです。
でもその頃「スラムダンク」とかはやっていて、
とても希望者が多くて、落ちちゃったんですよ。
伊東:落ちちゃったの?
そういえば、私の時は「アタックNO.1」とかバレーブームだったな、たしか。
鈴木:それで、かっこいいかなと思って剣道部に入ったんです。
伊東:演劇的要素は、まるでなかったんだ。
鈴木:小・中って演劇部がなかったんですよ。
でも、小学校の時から国語の教科書を読む、「本読み」が得意な子でした。
外野:それ「朗読」って言うんじゃないの。
鈴木:えっ?そうなんですか?私は「本読み」って言ってましたけど。
とにかく好きで、積極的に「はいはい」とか手を挙げたりして。
でも同じクラスによっちゃんというやはり読みの上手な子がいて、いつも張り合ってました。
伊東:学芸会とかでも、ライバルだったの?
鈴木:わたしは目立つ、主役希望だったんですが、よっちゃんは名脇役って感じでしたね。
伊東:主役希望なんだ、ハハハ(笑)
鈴木:今はそうじゃないですけど。

鈴木:それで、高校に入って念願の演劇部に入部しました。
伊東:ちなみに女子高?
鈴木:いえ、共学です。
伊東:私は女子高だったんでよくわかんないけど、演劇部に男子はいたの?
鈴木:いえ、女子だけ。私が入ったときは、一回つぶれて復活した2年目だったんです。
上級生は、やはり何かを立ち上げる人たちというのはパワーがあるというか、
すごくて、その次の代の私たちは女子ばっかり20人くらい入ったんですが、
残ったのが8人でした。
伊東:その頃は、どんなのをやっていたの?
鈴木:基本的には顧問の先生が書いてくれて、春、秋の2回大会に出て、
間に保育園公演とかを既製の本でやって、『泥棒学校』とかやりました。
なんと私、1本、脚本書いたんですけど大失敗しちゃったんです。
伊東:何年生のとき?
鈴木:2年になる年の春大会だったんですけど、みんなで話しあいながら作って。
あらすじを簡単にいうと、戦争が終わったことを知らない、女たちだけの村があって、
ジャーナリストがそこを尋ねるという話なんですが。
伊東:それだけ聞くと、おもしろそうじゃない。何が失敗だったの?
鈴木:私が、脚本・演出・出演したのがまず問題。
みんなで話し合ってつくるということだったんですが、
みんないろいろ言い出して、私がうまくコントロールできなくて、
しかも役者とスタッフの亀裂ができたりして、いざこざも起きちゃって、
ぼろぼろの大会でした。
伊東:それで傷ついちゃったんだ。
鈴木:はい、でも、夏の大会では、顧問の先生の作品で大成功して、
上の大会まで行けたんです。
あの頃は、みんなでやってるっていうのが、本当に楽しかったです。