
〜新垣友美編その2〜
瀬戸:リブレに入るきっかけは?
新垣:それはね、高校の時に、その時長野に住んでたんだけど、
長野県で離風霊船のワークショップがあって(注1)
たまたまそのやる場所の近くに住んでて、高校の演劇部の皆で、
東京から劇団が来るらしいから受けてみようかって、
結構多人数で行ったかな。で、高校卒業したあとも覚えていたというか。
瀬戸:公演見に行ったりとかは?
新垣:したよ。
瀬戸:普通にOLさんになるとかそういう夢は?
新垣:なかった。・・・ていうか、芝居がやりたいと思ってた。
だから、オーディション受けてみようってなって、
そんな簡単に受かるわきゃないと思ったから、
とりあえず見たことあるとこ受けなきゃ意味がないと思ったの、私はね。
で、リブレも募集していて、高校の時から知ってるしと思って受けたら、受かった。
瀬戸:実際、ワークショップで教わったのは誰ですか?
新垣:隊長は小林さんだったかな。でも交代でみんな来てくれたのを覚えてるよ。
瀬戸:劇団に実際入ってみて印象はどうでした?
新垣:「あぁ見たことある、この人」って、最初は変な感じだったけど、
それは1週間くらいで消えたね。
ちょっと自分の高校時代を思い出したくらい。
瀬戸:僕は、ほとんど知らずに入った人だから、違和感なかった。
新垣:私もそんな違和感はないけど、変わんないなって人もいれば、
え?って思う人も、誰とは言いませんがいたりして、
最初はやっぱりね、不思議だったね。なんで私ここにいるんだろうとか思って。
瀬戸:今、何年目でしたっけ?
新垣:6年かな。・・・嘘?ホント?!時間のたつのって早いよ、
そして歳とっちゃうんだよ。やっぱり大人になると時間のたつの早いね。
20代終わった人が、「20代は速かったよ」とかって言うのすごくわかる。
まだ終わってないけどわかる。
20代始めは大学にいたわけじゃない。
大学生の時は、今もそうだけど、「毎日ムダなく、なんかやってました」って
気持ちで、すごい充実してたよ。
瀬戸:えー、すごいなぁ。
新垣:授業とか面白かったし、勉強好きだった。
自分の好きな勉強ね。算数とか大っ嫌いだけど。
バリバリの文系だから算数・理科が大っっ嫌い。
いちばん好きなの社会。
社会と英語で生きてた、私。
1時間目から5時間目まで社会でもいいと思ったもん。
瀬戸:えぇ?!公民とか辛かったけどなぁ。
歴史だと物語があるから覚えられるけど、公民って何だよ(苦笑)って。
新垣:高校の時の先生、皆おもしろかったから。
公民とか倫理とかでも、なんかドラマチックな授業だったんだよね。
熱い先生が多かったから、楽しかった。
そういうので勉強面白いなぁって大学入って、
まぁそりゃ大学生なりにさぼったりとかあるけど、
自分の好きな、やりたい分野の勉強だと何でも。
芝居とかも自分が好きでやってることだから。
好きだと時間とか、どんなに忙しくたって関係ないと思うから、
ムダなく生きてきたよ。
瀬戸:いいな、それは。
新垣:寝るのもったいなかったもん。・・・眠いし、寝てるけど(笑)
友達とかも面白かったし。
瀬戸:どう見えてるんでしょうね?お客さんの人たちから新垣さんて。
新垣:知らないよぉ、そんなの私に聞かないでよ、わかんない。
瀬戸:そんな、寝るのを惜しんでやってるとか。
新垣:見てる人たちは、そんな努力が見たいわけじゃないでしょ。関係ないじゃん。
いくら頑張ったって、そんなの見せられても、って思うんですけど。
私、どう映ってるんだろう?
瀬戸:大学の時の演劇の人たちは、
今も見にきてくれたりしてるんですか?
新垣:してるよ。
瀬戸:どんな感想ですか?
新垣:「アンタ相変わらずだね」とか言われる。
リブレの芝居で私、なぜか制服数回着てたりするから、
「また?」とか言われる。
そんなあんまりつっこんで何か言われない。
何それ、私に言えないってこと?(笑)
でも見にきてくれるだけで、私はありがたい。
だって、年とると友達少なくなっていったりする人だっているでしょ?
瀬戸:僕も、僕の公演が同窓会のきっかけになったり。
新垣:そうそう。私もそうだね。私の芝居があるから久々に飲みますかって、
飲めないけど。ジュースだけど。
瀬戸:全く飲めないの?
新垣:全く飲めないわけじゃないけど、私、お腹弱いからね。
すーぐお腹の鼓笛隊が笛吹くからさ、ピーって。
瀬戸:昔からそうだったんですか?
新垣:うん。昔からお腹弱いの。私に腹痛を語らせたら、長いよ。
瀬戸:じゃ、やめときます(笑)
新垣: 私の腹痛に対する気の使い方はすごいよ。
朝からヨーグルトは絶対食べない。確実に来るね。
朝から鼓笛隊を喜ばしてどうする。ピーってまたなっちゃう、鼓笛隊が。

注1:1992年から、長野県の岡谷市文化振興財団カノラホールの招きで、演劇ワークショップを行っていました。
「誕生するなら・・・」(作・演出 大橋泰彦)の公演では、ワークショップのメンバーにも出演してもらったり、
ワークショップのメンバーだけで「リターン・マッチ」(作・演出伊東由美子)を上演したりしました。
そのとき出合った仲間に「劇団ジャック・イン・ザ・ボックス(主宰小林千冬)」という劇団があり、
彼らは今も岡谷を中心に活動しています。
このホームページからもLINKできますので、興味のあるかたは覗いてみてください。