
〜倉林恵美編その2〜
鈴木:離風霊船の入団を決めたきっかけは何ですか?リブレの何を見て、とか。
倉林:えーと・・・高校演劇会報みたいのに、「赤い鳥逃げた・・・」について、
大学演劇の顧問の先生がコメントを書いていて、
「へー離風霊船ってすごいんだぁ」って思ってたのね。
それで、「時代、すでに…」を見たら面白くって。
結局、入る前にはその一作品しか見てないの。
鈴木:倉林さんが入団された頃の離風霊船ってどんな感じだったんですか?
倉林:人がいっぱいいた。
私が入る前の年が初めてオーディションをやった年で。
それが相川さんが入った年ね。
とにかく人がいっぱいいて、辞めた人もいっぱいいて、
先輩がウヨウヨいて、すっごい緊張した。
当時は、下っ端の人たちは体操が終わると、先輩のジュースを買いにいってました。
鈴木:へーっ。
倉林:でもある日、誰かが、「そういうの辞めようよ。ジュースは個人個人で買いに行こう」
って言って、なくなったの、確か。
今は普通に自分で買いに行くじゃない?
だから昔の方が多分、下っ端!!って感じだったよ。

鈴木:倉林さんは離風霊船に入って何年目ですか?
倉林:16年くらいですかね。
鈴木:入ったときと今では、取り組み方の違いとかありますか?気持ちの変化みたいな。
倉林:若いころは、がむしゃらだよね。
自分が面白いものが、若いときは何にもわかんないから、
とにかく演出に言われたことはちゃんとやんなきゃ、とか、
先輩からこういうギャグをやれとか言われたら、
面白かろうがつまらなかろうが、やんなきゃみたいなとこがあったけど、
最近は、何が自分で面白いのか自分で考えるよね。
それはもちろん上の先輩がもういないからなんだけど、
自分がやってて面白くなきゃ意味がないから、
何が面白くて何が面白くないか、自分でそういうことは考えるよね。
だからこそ、面白い芝居は見なきゃって思う。
義理で見に行く芝居じゃなくて、自分が、この役者さんが出てるんだ、
ちょっと高いけど見に行きたいなって思う芝居は、行くようにしてる。
絶対勉強になるから。
鈴木:最近、「おっ、これはすごく参考になった!!」っていう
映画とか芝居とかドラマとか、ありましたか?
倉林:ドラマを見ててよく思うのは、最近漫画を原作にしたドラマって多いじゃない。
それが視聴率がいいとか悪いとかに関わらず、
漫画が原作だから、それに忠実にやろうとして、
ドラマの演出とか役者さんも漫画っぽかったりして。
それが最初は、何かくだらない番組やってるなぁって思って見るんだけど、
見始めると、面白かったりするの。
たとえばさ、ショムニのあぁいうOLさんって実際いないじゃない。
いざ自分が、映像じゃなくて芝居で、そういうキャラをやろうと思ったときに、
できるかな?って考えると、わかんないなぁって思うわけよ。
しかも、映像って特に稽古とかしないじゃない。
でも、演出とか監督の注文でこんな感じでやってってのがあるわけでしょ。
普通にテレビで流して見てるけど、よくよく考えたら、
あのキャラ作りってすごいなって私は思うわけよ。
しかも舞台だったら、もっと大げさにやってもいいわけだし。
このストレートプレイが流行っている中、わざとらしい芝居が
私にできるかって考えると、テレビってすごいなって最近思う。