
〜江頭一晃編その2〜
新垣:王子様で鮮烈なデビューを飾った王子様・江頭が、
離風霊船と出会ってしまったのはいつでしょう?
江頭:学校の授業で、演劇のビデオを見るばっかりの授業があって、
その中に「ゴジラ」が。多分あれはテント公演の「ゴジラ」(1992年)じゃないかな。
新垣:で、なぜそちらへ?
江頭:ちょうど卒業するときに、下丸子で「LONG LONG TIME AGO」やってたの。
それ見て、おもしろい芝居だなぁって思ったのね。
テーマがものすごく伝わってきて、
「思い出と過去は違うんですよ」っていうセリフがね、
すごく今でも残ってるのね。成る程ね〜って。
新垣:リブレ初舞台はどの作品にあたりますか?
江頭:NHKの近くに劇場があって、そこで離風霊船がやった「ザ・レンタル」(1995年)。
新垣:それはどうでしたか?
江頭:いやぁ、難しかったですね。
新垣:緊張しましたか?
江頭:当たり前じゃないですか(笑)
「ちょっと見てきます」って言って、扉開けて出て行くだけの役なんですけど、
全然できなくて、大変でしたね。
新垣:それから色んな役をやられて早入団9年目、
今までやった作品、もしくは役どころで印象的だったのは?
江頭:今でもいちばん楽しかったなって思えるのは、「もう一人の善き人」。
新垣:98年の作品ですね。
江頭:「東大寺花子」役の伊東さん、「金閣寺太郎」の大迫さんと、
僕が「銀閣寺次郎」ていう3人組で。
その場で作った名前だったんですけど(笑)
新垣:私はそれでリブレ初舞台。若かったですね、皆さんね。
大矢:私、あの時見てましたけど、はっきり覚えてますよ、新垣さんも江頭さんも。
大迫さんと江頭さんが、鹿のかぶりものかぶってやっていた前説とか。
江頭:もともと小林さんがずーと前説をやっていて、
「じゃぁこのコンビがあるんだったら、お前達がやってみろ」って、
それで初めて前説やったのかな。それ以来僕がほとんど前説やってますけど。
前説ってホントに大切な役割ってその時に思えた。
今からお芝居が始まりますから楽しんでくださいねって、お芝居がスタートするわけ。
それで失敗しちゃうと自分は出たくないのね。
ドーンと受けて、「今から始まります」ってなると受け渡しができるのね、
そのままオープニングに。
で、自分が出ていくときお客さんも「あ、さっきの人だ」って見てくれる。
そういう会場の空気を感じるってことに、ものすごく勉強になってるね。

足の角度がステキです。