
〜相川倫子編その4〜
大橋:この10年で自分が出演した
印象に残ってる舞台を何かひとつ、語っていただこうかな。
相川:えー?印象に残ってる舞台・・・なんでしょうね。
やっぱり入るきっかけにもなり、夢だったOL生活も、
大橋さんの一言で芝居人生に足をつっこむことになったきっかけでもある“ゴジラ”と、
初めてのダブルキャストで唯一涙を流した“赤い鳥”。
大橋:じゃぁちょっと“赤い鳥逃げた”のお話を伺いたいと。
相川:“赤い鳥逃げた”では何の役を?
日航機墜落事故で生き残った、川上ケーコさんをダブルキャストでやりました。
大橋:この作品は、それまでは見たことはあったのかな?
相川:裏についてましたね。
大橋:どうでしたか?ダブルキャストいうのは。
相川:辛かったです。
大橋:プレッシャーだとか?
相川:すんごいプレッシャーですよ。
だってAチームのキャストっていうのが、A型の人ばっかり集まってて、
周りに気を遣って芝居をする人だらけ。でももう片方のBチームてういのが、
自由奔放に芝居をやるチームで、その作り方の違い。
大橋:ちなみに相川さんはどっちチームなんですか?
相川:A型のAチームでございます。
大橋:いい意味で張り合えたのか、悪い意味でプレッシャーだらけなのか?
相川:えー、プレッシャーだらけでしたね、私は。
大橋:これはどこでやった“赤い鳥”?トップス?
相川:トップスで。
大橋:これはもう、再々々々演くらいですね。
“赤い鳥逃げた”というのは“ゴジラ”よりも前の年に書いた作品でしたね。
そんなこんなありまして、いよいよメインとしてやっているのは・・・
“オリジナル”はほぼ主役じゃないですか。
いかがですか?メインを張って。あの役はとても難しい役だと思うんですが。
相川:そうですね、私はあまりのめりこまないというか、私生活にまで芝居は持ちこないというか
影響を受けないタイプなんですけど、“オリジナル”に関してはねぇ、24時間誰かが頭の中で
しゃべってる感じというのか、物の見方があの時期は変わりましたね。
大橋:書いた方に言わせれば、役者冥利につきる役をやったのかな。
相川:おそらく。、はたから見てれば、演りたくてたまらない役だったと思います。
ただ、最初にキャスティングされて、話が進むにつれおかしくなるような・・・。
大橋:あれは、いちばんオープニングのシーンは本人の役で、それ以後はずっと他人の役で出てるもんね。
相川:本当は私はカオリさんなんだけれども、オープニングが終わった時点で
もう別人のヨウコさんでいなきゃいけないっていうので、カオリさんも作んなきゃいけないし、
ヨウコさんも作んなきゃいけないし、じゃぁ相川はどこへ?ていうのがね、ありましたねぇ。
大橋:カオリさんがね、なかなか出てこなくてね、苦労しましたね。ホントにね。
カオリさんをホントは作んなきゃいけないのに、カオリさんが出てこないもんだから。
相変わらずこの作家は遅くて苦労してますね。
相川:そんなコメントできませんよ。
大橋:この前の“HAKKEN-DEN”はいかがでしたか?
相川:“HAKKEN-DEN”はマイペースに楽しんでやりましたね。
あれはどうなんでしょうね。みんな楽しめたからいいんじゃないですか?
大橋:ということで、相川倫子さんの劇団14年間の足跡をお話いただきました。
大橋:今までで劇団も含めてですね、
人生の中でいちばん嬉しかったことは?
相川:嬉しかったこと?何だろうなぁ。
思い浮かばないくらい静かに暮らしてる人なんで。。。
大橋:では、今まで人生の中で一番後悔したこと。
相川:それは、後悔になるのかな?色々後悔してます。
ちゃんと大学行っときゃよかったなとか、大橋さんの言葉に騙されて
“ゴジラ”の全国ツアー行かなきゃよかったなとか、二十歳の頃につきあってた人と
結婚しちゃえばよかったなぁとか。そんなのもありましたね。
大橋:ちなみにその時にもし、その彼と結婚したらば、今どんな人生が開かれてるでしょう。
相川:えーと、離婚してリブレに戻ったりしてるかもしれない。
大橋:それはね、ないパターンじゃない。
相川:なんかね、リブレでは「嫁に行け嫁に行け」ってすごく言われるんだけど、
「もうっ私が嫁に行っちゃったら、皆寂しがるくせにぃ」ってちょっとね、思ったりしたんですけどね。
なんか、すごくみんなに嫁に行けって勧められてた時期でもあったし、
その当時つきあってた人がね、海外に行っちゃったりね、そんなのもありましたからね。
大橋:ちょっとつっこんだ質問ですが、その当時つきあった彼は今、何を?
相川:わかりません。つきあってる途中の1年間だけニュージーランドに行って、
その行ってる間にわかれてしまって、後日どうやら帰国しているらしい、
どうやら実家を手伝っているらしい、っていう噂は聞いたんですけど、噂だけで。
ぜんぜん消息はわからないですね。
大橋:人生でいちばん分岐点になったことは何でしょう?
相川:え、それはやっぱり“ゴジラ”の全国ツアーで、行きますと言ってしまったとき。
その時にもう、3年の時点で初めていた就職活動をやめて、
大学4年はツアーに参加してしまったので、それが多分大きかったんじゃないかなぁと思いますけどね。
私の夢は普通のOLさんになることだったんで。
大橋:そのOLさんてのは、ちなみに何系のOLさん?
相川:なんでもよかったんです。
家族が皆教員で、近所の小学校とか中学校とかに出勤していく、
それとは違う9時〜5時で働いてみたいっていう。。。
大橋:サラリーマンてやつね
相川:そう、憧れたんですよ。
大橋:俺もずっと憧れてたんだよね。
相川:でもやったじゃないですか?
大橋:やったらやったでね、辛かったね、ちょっとね。
そんな生活嫌だなって思って辞めてみて、初めてあの生活よかったなって思ったりもするんだけどね。
相川:それは金銭的な面でですか?
大橋:金銭的な面でね。
あんなに楽な仕事はない。
年収であの頃、10何年前に平気で400万くらい稼いでたから、
そのまま続けてれば何の苦労もなかったのになってね。
今頃、ローン組んででも一軒家くらい買ってたかな?ってね。
じゃぁその分岐店がなかったとしたらば、今頃子供は何人くらいいたんだろう?
相川:えー、私の予定では26で結婚して、28、30と生んで二人くらいはいたんじゃないのかなぁなんて。
大橋:じゃぁ今頃、シングルマザーってことですか?
相川:いやいや、ちゃんと結婚して、ね。OLさんになってたら、その会社の人なり何なり見つけてね、
普通にサラリーマンの奥さんをやりたかったなぁ
若いお母さんに憧れてたんで、できれば若いうちに生んどけばよかったかなって
ちょっとね、思いますけどね。
大橋:じゃぁ、これからも産むつもりではある?
相川:えーと、あんまり実感ないですけどね。
大橋:まだまだじゃないですか、産もうと思えば。
相川:まだまだ。
伊東さんみたいにね、お腹が大きくなっても舞台に立ちーの、って前例がありますからね。
大橋:周りが気遣うよりもね、本人がいちばん無謀だった。
相川:うん、ケロリと。走る妊婦でしたからね。
大橋:でも、元気すぎるほどの子が産まれたしね。
大橋:じゃぁ、今の話とこれからの話を。
噂に聞くと、早朝早くAMラジオに声が流れてると。地方各局。
相川:東京にいると聞けないんですけど、長野と宮崎、香川、山口、徳島その辺りの
AM局で朝6時とか7時台。短いところだと10分くらい。
大橋:なんていう番組?
相川:“モーニングカフェ”という番組をパーソナリティやってますね。
大橋:なんか当り障りのない話をしてるらしい。
相川:そうです、当たり障りのない話を
大橋:社会にも株価にも全く関係のない、どうでもいい話をいつもしていると。
相川:いえ、色んな生活の知恵みたいのもあるし、リブレの芝居の話もちらっとしたりとか。
聞いてる人はきっと、この人は誰なんだろうって思ってますね。
大橋:現在進行形のお話というのは?今やってるお仕事とか。
かつてホラ、某自動車メーカーのPRレディを。
相川:やってましたよぉ。しかも5年もやっちゃいましたからね。
大橋:今はもうOB。
相川:今はね、もうやってないですけどね。
30で普通に制服着てやってましたからね。
大橋:さ、ではこれからの展望を。
相川:展望ですか?来年5月に噂では、離風霊船の公演があるっていうことなんですけど。
大橋:らしいですね、なんかね。
相川:なんかもう、噂によると大橋さんはそれに向けて書き始めてる。
大橋:書き始めて・・・る?・・・??
相川:てぇことなので、
大橋:らしいですね。
相川:大いに期待して、またとんでもない素晴らしい作品を早く書いていただきたいですね。
大橋:とんでもない作品、書きたいですね。
相川:楽しみに待ってますよ。その5月に向けて、このオフ期間も役者たちは
毎週顔を合わせてアイドリングでお待ちしてますんで。
大橋:ではそのアイドリングのお話を聞きましょうね。
毎週水曜日に集まって色々やってますが、どんな感触ですか?
相川:水曜会は、りぶれの公演で忙しくなる以外の期間に役者たちが集まって、
本を読んでみたり、エチュードやってみたり、遊びながらゲーム感覚で芝居に
関連するようなことをやってみたりしてるんですけど、普段とはちょっと違う稽古になってますよ。
毎週その日の担当者を決めて、今日はこのメニューでっていう、毎回ちょっとずつ違うメニューを
持ち寄ってやってるんで、毎回楽しいやぁね。
大橋:2003年に向けて、2002年年末は役者陣が皆頑張って、
何か集まってやってましたよ、ていうことですね。
相川:今年はもう稽古納めはありましたんで、次は皆忘年会ではじけて、
2003年を迎えるとそんな感じですかね。
大橋:ちなみに忘年会は大ボウリング大会というのがあって、それから忘年会に突入すると。
ボウリング大会の結果は追ってご報告します、と。
大橋:では、次回のお相手を決めてください。
相川:瀬戸さんあたりいってみますか。
何だかね、彼の家に招待されると蕎麦が出るって聞いたんで。
今回は鍋だったんで、次は蕎麦をねらって
神奈川県に住む瀬戸さんの実家に大矢さんと行ってこようかと。
大橋:では次回は、瀬戸純也くんのお宅にお邪魔すると。
ちゃんと瀬戸君のお父さんお母さんの声も収録して聞かせてください。
相川:はい。
大橋:ということで、第二回リレーインタビュー、これで終わります。

PRレディ時代の相川